知られざるデメリット5選

誰も住まなくなった「空き家」が日本全国で多いとニュースで見ました。
東京23区内でも増えていると聞いています。
空き家のまま放置してしまうとどういった事が起こるのでしょうか?

相続や転居の後、誰も住まなくなった「空き家」が増えています。
「いつか使うかも」「処分が面倒でつい後回しに…」と、放置していませんか?
実は今、日本全国で空き家が社会問題となりつつあります。
空き家を放っておくことには、目に見えにくいリスクや損失が数多く潜んでいます。
今回は、そんな空き家問題の知られざる5つのデメリットについて、わかりやすく解説します。
■ デメリット①|資産価値がどんどん下がる

空き家は、管理されていない時間が長くなるほど劣化が進みます。
雨漏り・カビ・害虫・外壁の破損などが発生しやすくなり、買い手にとっては「修繕コストのかかる物件」と判断され、査定額も大幅に下落します。人が住んでいたり、定期的に換気や設備を使用することが出来れば幾分状態を保つことも出来ますが、管理されていない期間が長いと劣化の速度は早くなってしまいます。水道管やガス管など見えない部分の修繕が必要になるケースもあります。
🔍 築年数の古さよりも「放置された年数」のほうが、買い手にとってはマイナス評価になることもあります。
■ デメリット②|固定資産税などのコストがかかり続ける

住んでいなくても、土地と建物には毎年固定資産税や都市計画税が課せられます。
さらに、草刈り・外壁補修・庭木の剪定など、最低限の維持管理費も自己負担で必要になります。
何も生み出さない家に、年間数万〜十数万円の出費が発生しているケースも少なくありません。

実際に住んでいないのに年間で十数万円も費用がかかると考えるとかなり無駄のような気がしますね。空き家を持っている限り負担が続くというのは考え物ですね。
■ デメリット③|近隣とのトラブルや地域への悪影響

空き家を放置していたりすると、ご近所の方にも影響が出てくると思います。
その辺りも問題になりますか?

そうですね。空き家が放置されることで、トラブルが起こることがあります。
例えばですが、
- 草木の繁茂で隣地に迷惑をかける
- ゴミの不法投棄、放火などの防犯リスク
- 台風や地震での倒壊・飛散事故
- 景観の悪化による地域の価値低下
また、自治体から「苦情」が入り、改善命令を受けることもあります。
■ デメリット④|特定空家に認定されると税負担が6倍に?

「特定空家」という言葉を聞いたことがあります。
特定空家とはどういう事でしょうか?
税負担が増えるのでしょうか?

「特定空家」とは、著しく管理が行き届いておらず、周辺の生活環境に悪影響を及ぼすと判断された空き家です。
一度この指定を受けると、これまで受けていた固定資産税の軽減措置が外れ、最大6倍に増税されることもあります。
さらに自治体からの**解体命令・代執行(行政が強制的に壊して費用を請求)**に至るケースもあります。
空き家を長年放置してしまうと、このような特定空家に認定されてしまう事がありますので、注意が必要です。
■ デメリット⑤|相続・売却が複雑になりやすい

空き家をそのまま放置しておくことにあまりメリットを感じませんね。
空き家を売却しようと思いますが、その時にも問題点はありますか?

長年放置してしまった空き家をいざ売却しようとする場合ですが、やはり問題点がでてきます。例えば、
- 登記情報が古くなっていて手続きが煩雑
- 相続人が増え、権利関係が複雑に
- 家の老朽化が進み、買い手がつかない
空き家を長年放置したために、相続により権利関係が複雑になっているケースがあります。いざ売却しようとしても、相続人が複数いて連絡が取れない、合意が取れないといった事が出てきます。
「もっと早く動いておけばよかった」と後悔する前に、なるべく早めに対応することが重要です。
■ 解決への第一歩は「現状を知ること」

空き家を放置していることのデメリットが良く分かりました。
空き家を何とかしたいと考えていますが、まず初めに何をしたら良いでしょうか?

空き家をどうするか迷っているなら、まずは以下のようなアクションを検討してみましょう。
- 不動産会社に査定を依頼し、現在の価値を把握する
- 売却・賃貸・解体など複数の選択肢を比較する
- 相続人や家族と方針を話し合う
空き家については一戸建て専門の不動産会社に相談するのが一番です。現在の価値を査定してもらい、売却や賃貸する場合の可能性を探ってみましょう。また、ご家族や相続人の方とも今後の方向性について話し合う必要があります。
今は各自治体による「無料でできる空き家相談」や「空き家バンク」など、支援制度も充実しています。
■ 「空き家」は早めの対応が何よりの防御策

大事なことですのでもう一度お話しますが、
空き家は、放置するほどコストとリスクが増えていきます。
大切なのは、「使っていないからこそ、資産としてどう生かすか」を考えること。
- 売る
- 貸す
- 解体して土地活用する
選択肢はあなた次第です。
まずは「空き家の今の状態」を把握し、損をする前に動き出しましょう
放置してしまっている「空き家」がある場合には、専門家に一度相談をすることをオススメします。
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