一戸建て売却の第一歩!
査定前に知っておきたい“家じまい”の基本

”家じまい”という言葉を知って、そろそろがんが得ようと思っています。
何から手を付ければ良いのでしょうか?

親が住んでいた実家、長年住み慣れたマイホーム……。
人生の節目で「家を売却する」選択をする人が増えています。
しかし、いざ手放そうと思っても「何から始めればいいのかわからない」と悩む方は多いのではないでしょうか?
そんなときに必要なのが、“家じまい”という考え方です。
今回は、一戸建てを売却する際に必ず押さえておきたい家じまいの基本ステップについて詳しく解説します。
■ “家じまい”とは?ただの片付けじゃない!

「家じまい」とは、家を手放す前に行う準備・整理・確認のプロセス全体を指します。
単なる「掃除」や「片付け」ではなく、家の価値や売却のしやすさにも直結する大切なステップです。
家じまいをしっかり行うことで、下記のようなメリットがあります。
- 査定価格が上がる可能性
- 買い手にとっての印象が良くなる
- 売却後のトラブル回避

査定価格が上がる可能性があるという点は魅力的ですね。
詳しく教えてください。
■ 家じまいの基本ステップ5つ
① 家財の整理・処分
家の中にある家具や家電、思い出の品々などを整理します。
重要なのは、感情に区切りをつけながら、合理的に物を手放すこと。
- 貴重品や必要書類は確保して保管
- 使える家具はリサイクルや寄付を検討
- 不用品は回収業者に依頼するか自治体の回収日を活用

👉 不用品が多いと売却時に「残置物撤去費用」を買主に求められることもあります。なるべく空き家状態にするのが理想です。
また、不用品回収業者を使う事でご自身の負担も軽減することが出来ます。大事な書類などが出てくる可能性も高いですので、しっかり整理しましょう。
② 登記や権利関係の確認
売却にあたって、家の所有者(登記名義人)が明確であるかを確認します。
とくに相続した物件の場合、「登記が故人のまま」というケースが多く、売却ができない状態です。
- 相続登記の完了(義務化:2024年4月〜)
- 他の共有者がいないかの確認
- 抵当権などの担保設定の有無

👉 曖昧なままでは売却がストップします。司法書士や不動産業者への相談が早道です。家の売却の際には調査の段階で不動産業者は必ず登記簿をチェックします。何世代にもわたって相続登記がされていない場合や共有者が複数の場合、私道が全く知らない第三者の所有だったケース等本人も知らなかったといったケースもあります。早めに権利関係を確認しましょう。
③ 建物と土地の状態チェック
査定に影響するポイントとして、家の現状把握も重要です。
- 雨漏りや外壁のひび割れはないか
- 給排水、電気設備に不具合はないか
- 土地の境界線が明確か
状態によっては簡単な修繕やクリーニングで査定額アップが期待できることもあります。また、土地についても越境物の有無や植栽の管理など事前に確認しておいた方が良い点もあります。

👉 費用はかかりますが、ホームインスペクション(建物状況調査)を専門業者に依頼しておくと、買主に安心材料となり売却価格に影響を与えることもあります。ただし築年数の経っている建物の場合、不具合個所が多くてマイナスになってしまう事もありますので費用とのバランスを考える必要もあります。
④ 必要書類の準備
売却活動をスムーズに進めるには、以下の書類を早めに揃えておくと安心です。
- 登記簿謄本(全部事項証明書)
- 固定資産税納税通知書
- 間取り図や建築確認済証・検査済証
- 修繕履歴や取扱説明書、購入時の書類(あれば尚可)等
詳しくはこちらの記事に記載しています。
→ 一戸建て査定の準備は万全?必要な物とは

👉 資料が無くても売却は可能ですが、資料が充実していると買主からの信頼度が高まり、交渉も有利に進みます。家財の整理の際に併せて書類が出てこないか確認して下さい。
⑤ 査定の準備と不動産会社選び
家じまいが一通り済んだら、いよいよ査定依頼。
このとき複数の不動産会社に依頼するのがベストです。一戸建ての場合は個別性も高いので一戸建てを専門に扱っているかもポイントです。
- 「机上査定(簡易)」と「訪問査定(詳細)」の違いを理解
- 査定額だけでなく担当者の説明力や対応力も比較
- 売却価格の見極めには「相場」と「家の個性」を考慮

👉 査定のタイミングは、家じまいをある程度終えてからがおすすめです。ただ、やる事や考えることが多い為全部を一人で抱え込むのは困難です。他にも税理士や行政書士、福祉施設との連携や終活(葬儀屋、遺言書、遺産分割)の事も考えなければなりません。ですので一人で抱え込まず、家じまい全体をコーディネートしてくれる業者に相談するのが吉です。
■ 家じまいは「売る」以外にもつながる準備

家じまいは売却する以外の選択肢は無いのでしょうか?

家じまいは、売却だけでなく、いろいろな活用にも応用がききます:
- 賃貸として貸し出す準備
- 空き家として管理する際のトラブル回避
- 老後の住み替え・資金計画の一部としての整理
家じまいをすることで、必要なものや不用品の整理が出来ます。また、将来の為に不動産の整理(売却が可能なのか、活用が可能なのか、現金に換えるのか)ができます。将来の選択肢を広げるためにも、今のうちに動いておくことが重要です。
■ 後悔しない売却は「家じまい」から始まる

後悔しない為には、今の内から早めに動いておくことが重要なのですね。
さっそく家じまいの準備をしようと思います。

一戸建ての売却を成功させる第一歩は、準備=家じまいです。
感情的にも経済的にも手間のかかる作業ですが、早めに進めておくことで、結果的にスムーズな売却につながります。
- 家財の整理
- 権利関係の確認
- 状態チェックと書類準備
- 査定前の整備
この流れを意識し、少しずつでも着実に進めていきましょう。
「家を売るのは初めて…」という方でも、準備さえ整えば安心して進めることができます。
こだせんは「家じまい」のトータルコーディネーターです。

家じまいについて相談したいのですが、何から手を付ければ良いでしょうか?

こだせんは一戸建て専門の不動産査定サイトです。家じまいに一番必要な一戸建ての売却価格を査定します。また、不動産の専門家であり家じまいのトータルコーディネーターとして、税理士や行政書士、司法書士といった専門家や不用品回収業者、福栖施設、葬儀会社と連携してチームとしてサポートいたします。経験豊富なメンバーにご相談下さい。
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