【一戸建て売却】仲介と買取の場合に査定価格に違いは？

仲介と買取の違いについてですが、一戸建てを手放すという意味では両方とも同じように捉えられますが、目的や時間的な観点で考えると大分変わってきます。

売る側（オーナー様）としては、不動産をできるだけ高く売りたい。
買う側（買主側）としては、不動産をできるだけ安く買いたい。
という思惑がありますので、仲介の場合には高すぎず安すぎずの相場の価格で決まることが多いです。
その為、すぐに決まってもダメ（安すぎる）で時間的に余裕がありすぎてもダメ（高すぎる）ということになり、概ね3ヶ月位で決まるかなといった価格帯を算出します。

どのような物件についても買取が適正という事ではありません。
買取の場合には、まず売主様のどうして売却したいのか？の理由を知る必要が出てきます。時間的な余裕があれば仲介の方が売主様にメリットがありますので、なぜ不動産を現金化しなければならないのかを知る必要があります。

買取を検討する場合は、
１．今すぐ現金が必要
２．煩わしいことは時間をかけずに処分したい
３．秘密裏に売却したい

という理由が多いです。時間的に余裕がない場合、金銭的に余裕がない場合、身体的に（精神的）に余裕がない場合に買取を選ぶケースが多いと思います。

仲介で募集を出しているものの、結局一般の方には見向きされずに不動産業者の買取で決まるケースもあります。
特に物件の方に問題があるケースでは、不動産業者（あるいはセミプロ）にしか買うことが出来ない不動産も多いです。

物件の方に問題がある場合には、価格を下げてもなかなか買主が見つからないケースがあります。その場合は不動産業者（特にその分野に強い業者）の買取で決着がつくことがあります。買取をする不動産業者には得手不得手がありますので、不動産や売主様の目的に合った業者を選ぶ必要が出てきます。

買取の金額は、その不動産業者の得意分野・苦手分野がありますので一律には言えませんが、一般的に
仲介の場合の査定価格の70％～80％位を掲示する所が多いかと思います。
得意分野の不動産でしたら90％近くまで上げれる業者も出てきます。

同じ一戸建てを査定した場合に、査定をする業者によって査定価格が違ってくるのと同じく買取価格も違いが出てきてしまいます。
特に買取の場合は、買取業者がその不動産をどのような目的で買い取るのかで評価が変わってきます。

木造一戸建て　築45年　査定価格6000万円　土地20坪　建物25坪　利益800万円　売買諸経費10％　想定利回り4.5％　
目的によりどれくらい買取金額が変わるのかを上記物件の例で考えてみましょう

そうですね。基本的には仲介の方法で良いと思いますが、併せて複数の買取業者に打診してみる方法もあります。それこそ仲介をお願いしている業者に依頼して買取業者にコンペさせてみるのも良いです。条件面や価格に関して競わせることで通常の買取よりも高い水準で売却できることもあります。時間としても依頼してから2週間～1ヶ月位で成約まで行くケースも多いです。買取コンペをご相談されてはいかがでしょうか？