一戸建て査定の準備は万全？必要な物とは

一戸建ての査定の際は、建物の外観や内装、土地、周辺環境を調査します。調査には時間がかかりますので、所有者の方には予め準備をしておいてもらった方がスムーズに査定が可能になります。事前に用意しておいてもらった方が良いものについて説明いたします。

そうですね。気になる項目についてはヒアリングしながら一戸建ての査定をしますので、書類がなかったり分からない項目があっても大丈夫です。覚書や協定書等、所有者の方にしか分からない書類がある場合については売却の際に必要になりますので、そういった書類の有無については一度確認をしておいてください。

建築時の書類や購入時の書類、リフォームの書類などがあると査定もスムーズに進みますので、

建物を査定する際は、建具や設備などに劣化がないか、破損がないか等を調査します。汚れなどは査定にほとんど影響しませんが、物が溢れていたり開かずの間があったりするとその箇所を確認出来ませんので正しい査定が難しくなってしまいます。

押入れの中や屋根裏を見たりもしますので、ある程度はきれいに掃除や整頓をしておいた方が良いです。また、一戸建てを売却する際は、荷物などを撤去して空の状態にするのが一般的ですので、いるものいらないものの整理は早い段階でしておくのも良いと思います。

周辺環境についてはプラス材料になりますし、普段生活をされている所有者の声は購入希望者へのアピールポイントになります。査定上の周辺施設の良し悪しの評価以上に購入希望者へは売却のしやすさの点で影響があります。実際に住むイメージが持てるような周辺の情報は価値があります。

また周辺環境に良くない点についてはマイナスの材料になりますが、必要な情報になります。売買が終わってから購入者から「知らなかった」とトラブルにならないように、マイナスの材料についても事前に整理しておきましょう。

マイナスポイントは、購入希望者の立場に立った時に購入後に知ったら嫌だなと思う点を考えてみて下さい。見た目で分かるものはもちろんですが、見た目では分からない部分についても嫌なポイントを整理してみましょう。

リフォームした箇所、設備がある場合はアピールポイントになりますので、経年の設備に比べて新しくなっているものについては、修繕履歴とともにリストアップして下さい。ただし雨漏りがあった事実については建物の不具合になりますので、必ずしもプラスにつながるわけではありません。雨漏りがあった場合は、その他の箇所に漏水の被害が想定されますし、躯体の劣化や白蟻の原因にもなります。雨漏りの被害がどのようであったのか、どのような工事をして直したのかについても詳細が分かると良いです。